大田区そぞろ歩き
大森ふるさとの浜辺公園
2017年5月 2日 火曜日
次の世代に大森の海を伝える都内初の区立海浜公園
全長400メートルの人工海浜
人工海浜
人工海浜
「大森ふるさとの浜辺公園」をご存知ですか。場所は京浜急行線「平和島駅」から東京湾方面に歩いて15分ほどのところにあります。現在では想像もつきませんが、昭和の最初のころまでは平和島駅のあたりから砂浜が広がっていて、1890年代には、この辺りに東京で初めての海水浴場が誕生しています。当時は西に富士山も望める見晴らしの良い海岸で、水も清らかだったこともあって、多くの海水浴客でにぎわっていたそうです。そんなかつての大森海岸の浜辺を再現しようと2007年につくられたのが、この「大森ふるさとの浜辺公園」です。大田区の公園担当者の方にお話を聞くと、「大田区には区民の方が身近に海を感じられる親水公園がほとんどありませんでした。せっかく海に面しているのだからこの恵まれた環境をいかしたいと、平和島運河の一部を埋め立てて、緑豊かな親水公園をつくることになったのです」と教えてくれました。この公園には全長400メートルの人工海浜や人工干潟などが整備されていて、休日には多くの家族連れが訪れて、磯遊びや水遊びを楽しんでいます。
隣接地にスポーツ広場がオープン
ビーチバレーコート
ビーチバレーコート
その「大森ふるさとの海辺公園」の隣接地に、今年4月、「大森東水辺スポーツ広場」がオープンしました。大田区では、「おおたみらいプラン」にもとづく空港臨海部のまちづくりの方針として、新スポーツ健康ゾーンの整備を計画していますが、その一環として、水辺をいかしたレクリエーションの拠点を、「大森ふるさとの浜辺公園」を中心に整備することになったそうです。設備としてはビーチバレー場が4面あり、メインコートでは大きな大会も開催される予定です。このビーチバレー場は、新しいスポーツであるビーチテニスやビーチサッカーのコートとしても利用できます。ボールの貸出もしていますので、公園にきたついでにどなたでも気軽にビーチバレーを楽しむことができるということです。休憩所にはシャワー室や更衣室も完備されているのもうれしいですね。ほかにもフットサル場が1面と多目的スポーツ広場が整備されています。
楽しみ方がいろいろ広がる公園です
オープンしたばかりの休憩所
オープンしたばかりの休憩所
お子さんには全長30mというローラーすべり台が人気です。また釣り場がありますから、この付近に生息しているハゼやボラが釣れるかもしれません。浜風を感じながら、遊んだりスポーツを楽しんだ後はオープンしたばかりの休憩所でひと休み。土・日・祝日と夏休み期間は、地元商店街による売店が営業しています。大森ふるさとの海辺公園に来たらぜひ訪ねていただきたいのが、「大森海苔のふるさと館」です。かつて浅瀬の広がっていたこの周辺は、海苔の漁場として全国的に有名でした。館内では海苔づくりの道具や海苔の情報、昭和30年代に造船されたという最後の海苔船などが展示されています。入場料は無料です、屋上には公園を一望できる展望台もあります。JR大森駅や本門寺などのスポットから自転車を借りて廻りたい人には、大田区が今年3月から開始したコミュニティサイクルを利用することもできます。いろいろな楽しみ方ができる公園で、あなたに合った楽しみ方をみつけてください。

公園概要
所在地  平和の森公園2番2号  ふるさとの浜辺公園1番1号
交通 京急本線平和島駅下車徒歩15分  
JR大森駅から平和島循環バス 平和島五丁目下車徒歩3分
公園開園時間  午前5時30分から午後9時まで
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