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株式会社宮武工業所
2016年6月10日 金曜日
日本の鉄道をリードする新幹線の安全で正確な運行を陰で支える
会社の特徴
分岐器を境に左右に分かれる
分岐器を境に左右に分かれる
 平日の午前、株式会社宮武工業所を訪ねると、工場という雰囲気ではない。しかも人がいない。
 「昼間は従業員がいないんですよ」と笑顔で迎えてくれたのは、同社の三代目社長の宮武智浩さん(37歳)。祖父の代に創業し、父親(現・会長)から後を継いだのは平成27年8月のこと。
 「創業当初から鉄道関係の仕事をしていました。当時は旧国鉄、私鉄も扱っていました。それを、父の代で新幹線を主体とするようになりました」。
 同社は主に新幹線の分岐器の組立、設置とメンテナンスを行っている。
 分岐器とは、1線の線路を2線(またはそれ以上)に分岐させるもので、駅近くにあって重要な役割を果たしている。私たちには“ポイント”と言われたほうがなじみがあるかもしれない。
 「分岐器自体はそれなりに大きい装置ですが、点検部分はコンマ何ミリの世界です。そこにわずかでもずれが生じてしまうと脱線につながりかねません。新幹線は高速なので少しのミスも許されません」。
 もちろん、今まで新幹線の重大事故はない。同社の業務は新幹線の安全で正確な運行の一翼を担い続けている。
今後の展開
分岐器を境に左右に分かれる
分岐器を境に左右に分かれる
 業務の性質上、仕事をする時間帯は終電から始発までの間。だから、「昼間は従業員がいない」し、現場へ出向くため、会社が仕事場というわけでもない。
 仕事の発注元の主体はJR東日本だが、JR東海の仕事もある。両方を扱えるのは珍しいという。JRから元請に仕事が発注され、元請けから同社が受けている。
 「現場の技術をわかる人が少なくなってきていて、下請けというよりも、当社が現場を任されている状況ですね。長年にわたり業務を受けており、当社としてもその信頼に応えるために誠実に業務を行っています」。
 作業としては、工具を使っての点検が主だが、季節や天候などにより状況も変わる。
 「ですから、基本的な技術も重要ですが、経験がものを言う現場でもあります。ベテランの経験や感覚を学びながら、若手が仕事を覚えていくという感じです」。
 分岐器の交換周期は意外に早い。また点検も国の基準があって、定期的に見ていかなければならない。そして何より、同社の強みは創業時から積み重ねてきたからこその他社にはない、経験に裏打ちされた確かな技術と感覚だ。多少の波はあるが長期的に見れば、仕事としての安定感はある。
 今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、想定以上に業務が増加していくと思われる。
 ますますベテランの感覚を受け継ぐ若手の人材が必要になるのだ。
人材の確保と育成
終電が出た深夜、慎重に点検を行う
終電が出た深夜、慎重に点検を行う
 現在、同社で働く従業員の年齢構成は、50代3人、40代5人、30代3人、20代1人。バランスは悪くない。ただ、長く従事してきた50代の定年が近くなっており、人員を増やし早いうちに技術と感覚を継承していかないと同社の技術レベルが落ちてしまうという危機感もある。
 「みんな最初は経験や知識もなく入ってきています。仕事は現場で一から教えます。また、構内で仕事をするためにはJRが発行する資格が必要です。そのほか業務に必要な資格の取得は当社が支援します」。
 通常の業務は週休2日だが、土日、祭日関係なく出勤になる。ただしお正月、ゴールデンウィーク、夏休みなど、仕事ができない時期があり、前後は少し忙しくなるが、この期間はまとまった休みになる。
 仕事場になる分岐器が設置されているのは駅近く。主な場所はJR東日本の東京、上野、大宮の各駅に田端の車両基地など。JR東海は品川、新横浜などだ。
 「有名なドクターイエローの間近で仕事をしたりすることもあります。新型車輌をいち早く見ることもできます。鉄道好きはたまらないかもしれませんが、仕事で行っているとすぐに飽きてしまいますけどね(笑)」
求める人材像
代表取締役の宮武智浩さん
代表取締役の宮武智浩さん
 同社の業務は時間が変則的なので、少し戸惑いがあるかもしれない。
 「働く上では仕事を覚えることも大事ですが、昼夜逆転の生活になりますから、体力やその時間に慣れるかどうかも重要です。とはいえ、若い人たちは時間をうまく調整して昼間に遊んでいます」。
 午後9時ごろに会社に集まり、車で現地に行き、午前3〜4時ごろ仕事が終わり帰社する。1組は3人から4人くらいで編成される。
 「先ほども申し上げたように、今働いている人たちはほとんど経験や知識もなく入ってきています。ですから、特に希望はありませんが、電気工事関係の知識が多少でもあると慣れるのも早いし、仕事のおもしろさもわかると思います」。
 現場は厳しいが、若手たちはいい雰囲気で仕事をしている。
 「みんな長く続いていますから、まずは仕事に慣れてもらうことですね」。
 日本の鉄道をリードする新幹線を陰で支えるのは、やりがいを感じることができるだろう。
新型車輌をいち早く見ることもある(北陸新幹線)
新型車輌をいち早く見ることもある(北陸新幹線)
事業内容
建設業(主に鉄道のポイント・踏切・信号等)

住所
〒144-0053 東京都大田区蒲田本町2-22-8


電話番号
03-3738-1796

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