大田区★おひとりさま
料理の決め手はソース(キュリードシゲール)
2011年1月28日 金曜日
SPF豚を使用した逸品
SPF豚を使用した逸品
 旧東海道沿い、環七通りと交わる交差点にひっそりとたたずむ、知る人ぞ知る名店「キュリードシゲール」。
 「かけがえのないお金と時間をこの店に費やしてくれたお客様には、やはりうちでしか食べられないものを出したい」。マネージャーの力強いことばには、努力に裏打ちされてこその自信がにじみ出る。
 常に全力で料理と向き合う。「なにより自分たちをあざむけない。少しでも納得のできないものを出したら、それは自信のなさにつながってしまうから」。フレンチとイタリアンのレストランで修業したシェフと2人で相談しながら、試食を重ねて出すメニュー。
 なによりのシェフのこだわりは、そのソースにある。肉の脂の甘味がある「SPF豚ロースステーキ」には、赤ワインとしょうゆに生姜の風味がきいた、フルーティなジンジャーソース。ふわふわたまごの「オムライス」には10日間あまりも煮込んだデミグラスソース。主役の素材を最大限に活かすために、その探究への努力を惜しまない。ソースの仕込みのために店を休む日もあるというほど、実に根気のいる作業である。原価も度外視したその入れ込みようは「税理士にもあきれられるほど」。
海老とクリームのスパゲティ
海老とクリームのスパゲティ
 海老のうまみがぎゅっとつまった「海老とクリームのスパゲティ」は、オマール海老と香味野菜をふんだんに使って作ったアメリケーヌソースが自慢の、看板メニューのひとつだ。「海老を食べるより海老らしい味」とマネージャー。これを目当てに来る女性リピーターが多いというのもうなずける。場所柄かキャビン・アテンダントの利用も多いという。
 そんなこだわりにあふれた品々が楽しめる、サラダ・ライス付の週替わりランチが750円からとリーズナブル。
 店名は、あさりの漁師であったという、地元生まれのシェフの父の名前から。13年目を迎える、まちに愛された洋食屋さん。その一品一品に、これだけの情熱が込められていることが、とても誇らしい。

キュリードシゲール
大田区大森本町2-33-1
03-3768-2044
11:30-14:00、18:30-(土日祝18:00-)22:00
月曜定休
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