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さよならダイシン百貨店「昭和館」
2011年2月15日 火曜日
「大田区の魅力再発見フェア」を開催
「大田区の魅力再発見フェア」を開催
 1948年創業、戦後の大森の歴史を見守ってきた「ダイシン百貨店」。最上階にはファミリーレストラン。食料品から衣料品、家電や家具まで生活必需品がなんでも揃い、往年の雰囲気を残す「百貨店」として、63年ものあいだ近隣住民に愛されてきた。利用者の半数以上を占めるシニア層のニーズをつかんだその豊富な品揃えは、「昭和レトロ」商品を多く取り扱う店としてたびたびマスコミにも注目されている。
 設備の老朽化により、2010年より2年間の計画で建替工事が進められている。「地域のライフライン」であることを自覚し、近隣住民が「買物難民」とならぬよう、営業を継続しながらの建替工事に踏み切った。グランドオープンとなる2012年春を前に、3階建ての「新館」仮店舗を2011年2月25日にオープン。順次ファミリーレストランなども再開していく予定となっている。
思い出がつづられた「らくがきコーナー」
思い出がつづられた「らくがきコーナー」
 解体が決まった現在の売り場、通称「昭和館」では、「さよなら昭和館」と銘打ち、2010年末より3カ月連続での「売りつくしセール」とイベントが行われている。
2月5日から10日には、大田観光協会の協力を得て、「大田区魅力の再発見フェア」を実施。
 大黒屋名物の、大森の海苔にちなんだ「のり大福」、あさりを用いた「羽田プリン」が話題の杜若亭など、大田区内にある洋和菓子店の実演販売をはじめ、区内で活動する団体や商店、博物館などを紹介する展示が行われた。
2012年春の完成が待ちどおしい新店舗模型
2012年春の完成が待ちどおしい新店舗模型
 大田浴場連合会による富士山の「ペンキ絵」をバックに設けられた「足湯体験コーナー」は、今後新館に誕生する足湯コーナーに先行して実施したもの。「風呂上がり」には昔ながらの瓶入り牛乳を味わう来場者の姿が多く見受けられた。
 2010年12月から店内階段にクレヨンを設置した「らくがきコーナー」には、来場者から「ダイシンありがとう」、「ダイシンで育ったわたしも今、娘をダイシンで育てています」、ファミリーレストランの名物「ナポリタン最高」、「これからも変わらないで」など、幼少期からの思い出や謝辞がつづられ、惜しみないエールが送られていた。
 多世代の心に刻まれた「心のふるさと」ダイシン百貨店は、売り場面積3,200坪、屋上庭園やイベントスペースを備えた複合施設として、2012年春のグランドオープンに向かって「新しいふるさと」へと進化していく。
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