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ワクワク!「童具」がつむぐ無限の可能性
2010年12月25日 土曜日
「たくさんの積み木であそぼう」ワークショップ
「たくさんの積み木であそぼう」ワークショップ
 7月22日から24日の3日間、NPOが運営する児童館「子ども交流センター」(大森西2-16-2)で「たくさんの積み木であそぼう」というイベントが開催された。積木の製造販売をおこなっている「童具館」(西糀谷1-22-14)の協力のもと、文字通りたくさんの積み木をふんだんに使っての年齢対象別ワークショップで連日にぎわった。
 7月24日は2、3歳の子どものいる親子12組がワークショップに参加。三角の積み木を使って「みんなで大きいお山をつくってみよう」、次に「お山の周りに家をつくろう」講師の和久真子さんの語りかけに応じて、子どもたちが壊れないようにそっと、自分の背丈ほどまで積み木をもくもくと積み上げていく。子どもと一緒にすっかり積み木に熱中してしまうパパの姿も。崩すのを楽しんだ後はみんなで片付け。その集中力に驚かされる。
童具館には和久洋三さん考案のおもちゃがズラリ
童具館には和久洋三さん考案のおもちゃがズラリ
 「あれだけ集中できるのは、親に見守られている安心感と、童具館の積み木のおかげなんです」と企画者の杉山明子さん。杉山さんもまた、童具館の積み木に魅せられたひとりだ。「杉ママ」の愛称で親しまれ、幼稚園のバザーで意気投合した仲間とともに「kit3」というグループを結成し、手作りを楽しむ講座を多く手がける杉山さん。「子どもたちには本物を味あわせてあげたい」と童具館のワークショップを招致。実に2年越しで温めていた企画だったという。
和久真子さん。ひとつひとついとおしむように積木を扱う。
和久真子さん。ひとつひとついとおしむように積木を扱う。
 「童具」は、今回講師の和久真子さんの父である和久洋三さんが生み出した概念だ。積木は「おもちゃ」の域を超え、子どもたちは遊びながら自発的に学びを深めていると気づいた和久さんは、丸と三角と四角、実に単純な組み合わせの中に無限の可能性を見出した。あえて白木のままにし、積み上げれば必ず同じ高さになる質の高さを追及。子どもの成長に合わせた興味関心を引き出す「童具」を次々と世に送り出している。
 「童具」もまた、ものづくりのまち大田区で育まれた高い技術であり思想である。実にさりげないかたちで、まばゆい光を放っている。
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