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すべての道は「にぎわい」に通ず!
2009年7月 8日 水曜日
大森駅東口周辺の各街路灯に設置された「みちの名前」プレート
大森駅東口周辺の各街路灯に設置された「みちの名前」プレート
 大田区と品川区の区境に位置し、かつての路面電車のループ線や路地の風情を多く残す道の間をぬうように、多くの商業ビルが建ち並ぶJR大森駅東口周辺。まちから駅、そしてまた駅からもまちが一望できない複雑さは、はじめて大森を訪れる人にとってはとまどうこともあっただろう。
 そんな事態の救世主となるか。7月1日、大森駅東地区近代化協議会のみなさんによって、区や商店街の街路灯に「みちの名前」プレートの設置が行われた。
 同会は、JR大森駅の東側を中心とした大森地区のにぎわいの創設やコミュニティの連携向上をめざして活動を続けている、地域住民を中心とした集まり。
大森駅東地区近代化協議会のみなさんの手作業で設置された
大森駅東地区近代化協議会のみなさんの手作業で設置された
 地域住民・地元商店街関係者や区役所のまちづくり担当者などとともに、2000年5月から毎月1回、「まちづくり勉強会」を実施しており、これまで「いりあらいキッズフェスティバル」、地元商店主を講師にした「おおもりスクール」などのイベントの開催や、地域の特徴を活かしたルールづくり「まちづくりガイドライン」の制定などを進めてきた。
 今回の「みちの名前」も、勉強会やイベントの参加者で出たアイデアから実現に至ったものだ。名前の制定にあたっては、2006年から近隣の入新井第一小学校で地図をつくるワークショップやイベントでのアンケート調査を実施。2008年からは、実際に仮のプレートを設置した社会実験も行いつつ検討を重ね、今回の正式スタートにこぎつけた。
 駅周辺の道路22箇所には、鷲神社の境内に面した「神社横丁」、大森聖マリア幼稚園とイトーヨーカドー大森店とを結ぶ「幼稚園通り」、駅前の五叉路には「星型交差点」など、地域の特徴をつかんだ親しみやすいネーミングが選ばれた。
月1回、まちづくり勉強会を実施している
月1回、まちづくり勉強会を実施している
 同地区では現在、ちょうど同日から着工された「大森北一丁目開発」が進められている。大森銀座商店街(ミルパ)アーケードの中腹に位置し、2005年以来閉館していた入新井図書館や入新井特別出張所などの公共設備の他、民間商業機能を含む地上8階地下2階建ての施設が2011年に完成予定で、さらなるにぎわいや交流の拠点となることが期待されている。
同日から着工された「大森北一丁目開発」。今後仮囲いを利用しての「みちの名前」PRも計画されている
同日から着工された「大森北一丁目開発」。今後仮囲いを利用しての「みちの名前」PRも計画されている
 「ミルパから北一番街をまっすぐ行って、つきあたりを左に曲がれば駅だよ」…周辺のマンション建設に伴い新しい住民も増え、まちが大きく変わる今こそ、まちのみんながわかる共通の呼び名があることで、気軽に道を尋ねられるようなあたたかいコミュニティは深化するに違いない。この「みちの名前」プレートが、新たな「にぎわい」、また「つながり」の道しるべとなることを期待したい。
お問い合わせ
大森駅東地区近代化協議会TEL 03-3761-9059
(大森銀座商店街振興組合内)

大森北一丁目開発については
大田区ホームページに詳しい。
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